上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は食道、胃、十二指腸などのさまざまな病気(食道炎、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、食道がんなど)を発見することが可能です。胃痛、胃もたれ、吐き気、胸焼け、食欲不振など気になる症状があった場合には検査を受けるようにしましょう。
また早期の胃がん、食道がんでは症状がでないことが多いので、定期的な検査もおすすめ致します。
当院では口から(経口)内視鏡を入れて検査を行います。検査の際、少しでも苦痛を軽減するために鎮静剤(静脈麻酔)を使用して検査を行うことが可能ですので、従来よりも楽に検査を受けることが出来ます。
鎮静剤を使用した場合は1時間ほどベッドでお休みしていただきます。
検査は平日から土曜の午前中で、毎日行っております。都合により午前中に検査が受けられない方には、午後でも検査を施行しています。基本的には診察をしたうえで、予約での検査になりますが、最後の食事より7時間以上経過していれば、当日でも検査が可能です。
ただ、予約の方が優先となりますので、まずはお電話でお問い合わせください。
(検査前日)
前日の夕食は20時までにすませていただき、それ以降は何も食べないでください。お水、お茶は飲んでも構いません。
(検査当日)
検査2時間前までは、コップ1杯程度のお水お茶は飲んでも構いません。
朝、高血圧の薬をお飲みの方は、7時までに飲んでください。
糖尿病の薬や、血を固まりにくくする薬をお飲みの方は、中止いただくことがありますので、事前の指示に従ってください。
(検査時)
1)胃の中を見やすくするための水薬を飲みます。
2)内視鏡を飲み込みやすいように、のどに麻酔のスプレーをします。
3)横になり、鎮静剤を使用する場合は点滴をします。
4)口から内視鏡を挿入し、喉から食道、胃、十二指腸を観察していきます。その際、何か異常が見られた場合は組織検査(生検)を行います。検査時間はおよそ10分〜15分前後です。
5)検査終了後、鎮静剤を使用した場合は、1時間程度当院で休んでいただきます。
(検査後)
検査を施行した医師より、撮影した画像を見ながら結果を説明いたします。鎮静剤を使用した場合は、お薬の効果が切れてからの説明になります。組織検査の結果は後日になります。
検査の内容、鎮静剤、組織検査の有無によってかわってきますが、3割負担の場合で、およそ3500円〜9000円となります。